トラウマが存在していたら不幸ばかりだと言うのがアドラー心理学の考え方です

アドラー心理学の上では、トラウマは存在しないと言われています。 もしもトラウマが有るとするならば、幼児期に負った心の傷が原因で皆が皆問題の有る人物になると考えられるからです。 しかしどれだけ嫌なことが有ったとしても、人の役に立つ立派な生き方をする人も沢山居ます。 親に捨てられた子どもが同じように我が子を捨てるかと言ったら、必ずしもそうでは無いですよね。 また虐待をされて育った子が、今度は自分の子どもを虐げるとは限りません。 しかしトラウマが有った場合は親に捨てられた子は誰しもその苦しみから同じように子どもを捨てるだろうと言うのが、アドラー心理学上の考えなのです。 でも実際は良い事をする棄児も居れば、悪い事をする裕福者も居ます。 ですから大人になって悪い事をするのは、トラウマのせいでは無いのです。 その時の本人の考え方や解釈の仕方によって、行動も結果も変わります。 つまり人は過去に関係なく、今を選択して生きているという事です。 ですからトラウマを理由に自分の行動を、言い訳をする事は出来ません。 そのため過去を気にせずに、楽しんだ方が得という事になるのです。